産後、骨盤周囲の激しい痛みで動けなくなる(30代女性)
2年前の出産後から激しい腰痛を繰り返している。痛みのつよい時は動けなくなり、寝たきりになることもある状況だった。今回、二人目を出産して産後9ヶ月になる。二人目の出産後に大きな変化なくこれまでと同様に定期的に激しい腰痛に襲われている。状況が好転しないため今回リガーレカイロプラクティックへ。
※・二人目妊娠時には切迫にて一年間運動制限指示されていた
・二人目の出産は帝王切開
<初回の状態>
・腰仙部の痛み
・下部起立筋、腰方形筋に筋硬結
・視診:・痩せ型 ・体幹が右傾斜 ・仙骨前傾過多により反り腰
・神経障害ないが筋力低下により筋力検査十分にできていない
<1回目の施術>
姿勢の歪みを改善する方向性にアプローチ、腰部は圧痛も強いため物理療法使用。
施術後、骨盤ベルトにて安定化を図るように指導
<2回目の施術>
施術後4日程は腰痛辛く、骨盤ベルト使用して過ごした。その後はベルトなしでも、腰痛楽だった
腰仙部と体幹の捻じれへ継続してアプローチ
<3回目の施術>
筋硬結部に対して超音波にて対応
<4回目の施術>
腰痛楽になってきている。
新たに大腿筋膜腸筋の圧痛あり、セルフトリートメント指導
腰痛が楽になっているため、体幹バランス維持のため運動プログラムを開始
<5回目以降>
現在もメンテナンスとして月1回ケアを継続している
腰痛は抱っこが長くなりすぎた時以外は大丈夫。また、激しい痛みは出ていない。
担当 横田コメント
このケースは、筋力低下が大きく症状に関与していたように思います。元々、痩せ型のため筋肉量が比較的少なく、妊娠・出産の負荷に体が悲鳴をあげていました。産後、適切なケアがなされないまま二人目の妊娠になり、加えて切迫による運動制限にて筋力低下が加速したのではないでしょうか。得意な筋肉で補いながらの生活習慣により体幹は歪み慢性化していました。
慢性化した不適切な運動パターンを改善して徐々に運動トレーニングをすることでよい状態を維持できるようになってきました。
知らず知らずのうちに偏った体の使い方をする癖は多くの方に存在します。カイロプラクティックにて検査してみてください。