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産後の腰痛で寝返りを打つとお尻に痛みが走る(20代後半女性)

妊娠中から腰に痛みを感じるようになり、医師には赤ちゃんを産めば痛みも治まるといわれていたが、出産しても痛みはなくならず、しばらく放置していた。出産して半年が経過しても全く痛みは治まらないので、子供を預けられるところを探し、リガーレ・カイロプラクティックに来院。

<初診時の状態> ・一番痛むのは、寝返りを打つ動作。この動作で右臀部にピキッと痛みが走る。 ・立ち上がり、座り込む動作で同様の痛みが生じるが、寝返りを打つときほどではない。 ・腰部、骨盤周囲に鈍い腰痛が常にある。 ・歩きや階段の上り下りで痛みはない。 ・動作時痛もない。 ・現在、産後7ヶ月。出産は6時間ほどで終わり安産であったとのこと。 <経過> ・1回目の施術で痛みのレベルは半減した。 ・睡眠中も寝返りを打つたびに目覚めていたが、その頻度が1~2回程度に減った。 ・治療翌日はとてもよかったが、また徐々に痛みが強くなってきている。 ・2回目の治療後、自宅で行えるストレッチを教え、それをしっかりやってもらうことに。 ・3回目の来院時には、痛みはほとんどなく、ストレッチがかなり効いているとのこと。 担当 日野コメント 深部の臀筋(でんきん)が過緊張していたために起こっていた症状のようです。 前屈や後ろ反らしの動作、体を捻ったりするような動作では痛みが誘発されないため、少し難解な状態でした。おおまかな動作の時には、深い深層部の筋肉はあまり使われないため、痛みが生じないのだと考えられます。 痛みの部位から坐骨神経痛も疑われたのですが、検査から神経痛はないものと思われたため、しっかりと骨盤の矯正を入れ、深層部の臀部の筋肉の緊張を緩めていき、症状を安定させていきました。 しばらくすると痛みが戻ってくるという場合、筋肉の再教育を行っていく必要があります。 長い間悪い状態が続いてしまうと、体は悪い状態で安定しているため、また同じような悪い状態に戻っていってしまうことがあります。 筋肉の再教育を行い、さらに、自宅でもエクササイズをやってもらうと良い状態を維持できるようになり、徐々に良い状態で体が安定していきます。 妊娠でおなかが大きくなるとどうしても骨盤が開いてきてしまい、周囲の筋肉の緊張感を高めてしまいます。痛みを抱えてしまうと肉体的にも精神的にも参ってしまいます。ストレスは自分にも子供にも家族にも影響していきます。 産後7ヶ月、妊娠中も痛みを抱えていたということなので、1年近くずっと痛みと戦っていたのかと考えると、たいへんな思いをしていたのだと思います。数回の施術で改善していき良かったです。

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